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信条那岐鉄道記事 掲載開始

新しく信条那岐鉄道についての記事を掲載を開始します。
今までの潮巻鉄道、北山高速鉄道の記事も引き続き掲載します。

信条那岐鉄道配線図(pdf様式)
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北山高速鉄道乗車記(試乗会)  浦星~(松和城)

4月1日に開業を控える北山高速鉄道でさる2月25日に試乗車会が行われた。試乗したのはホームページ上で公募された150人と、報道関係者だった。一般の試乗客は3、4、5号車に乗り、私を含めた報道関係者は1号車に乗った。2号車のハイグレード車プラチナシートには着席はできなかった。
当日浦星駅前に10時に集合した。報道関係の記者は駅構内の詳しい見学もツアー方式でできたので参加してみた。構内はとても落ち着いた雰囲気となっており、床は黒のタイルが張られ、壁には地元の殿部檜(とのべひのき)を使ったぬくもりが感じられる内装となっていた。また中央口からすぐ右へ曲がったところには複合商業施設「こもれび」があり、飲食店街や土産物屋、足湯も入る予定だという。そちらの様子はよく見ることができなかったが担当者の説明によれば、木漏れ日をイメージした内装で浦星にきた観光客やビジネス客をターゲットにした店を展開するという。
改札口は8つレーンがあり、脇には増設できるようにスペースをとってあった。改札口上に設置された発車案内表示器は撮影用のためかかわせみ1号とうらかぜ201号の案内表示がフルカラーのLEDでされていた。改札を抜けると通路は待合室に突き当たり、左右に分かれていく左は1・2番線、右は3.4番線となっている。待合室の中も黒を基調にした上品な空間になっており、照明はやや暗めでソファも外国製の高級ソファというぜいたくぶり。担当者はプラチナシートに負けないくらいの環境を作り上げたと胸を張る。もちろん利用するための料金はいらずお得感があり、旅立ちまでのひとときもあっという間に過ぎてしまいそうだ。開業後はここに各駅の観光情報や、JRのほうの情報案内もする簡易案内所を設けたり、実際に地元の方を呼び、地元の民話や民謡を伝える場を設けたりしたいといっていた。
つづいてホームへと向かう。4月から運用される列車は5両であるのにに対し、ホームは途中で柵で区切られているものの10両まで対応できるようになっている。これは将来の列車増結に対応できるようにするためで、担当者からは非公式ではあるものの需要を考慮しながら数年後に延伸されるときに合わせて列車は8両化~10両化されるということを聞き出せた。ホームには簡易的な柵が設けられ乗客の安全に配慮されていた。上屋はウェーブのかかった近未来的なもので、南側に見えるJR、JR北街道新幹線の上屋とは違った雰囲気を出している。
しばらくホーム上の待合室や売店を撮影していると、一般の試乗客も上がってきた。
10時15分地元の浦星民謡のメロディを使った予告放送とともにS10000系試乗用列車が入線してきた。試乗客は一斉に歓声を上げ、カメラ撮影をしていた。使用されたのはこの系列で最も新しいA16編成で車体もピカピカに輝いていた。ドアが開き乗車できるようになった後も車体を撮影する人は絶えなかった。5分ほどしてから発車のベルが鳴り、撮影していた人も車内へはいって行った。私が指定された席は1号車の2E番でこの席の隣D席は車いすの方専用のスペースで座席が設置されず、固定用の器具がある以外は何もない。この配置は後ろの1D,E席も同様である。
間もなく列車はゆっくりと発車した。この列車はJR東日本E2系新幹線の技術をさまざまなところに使用しており、私鉄初の高速鉄道でありながら技術的な面ではもう完成形に近いところまで来ているように感じられる。
今回の試乗列車は、浦星を出たあとはノンストップで新浜川まで向かうというダイヤで、おそらく開業したあとは乗ることのないダイヤである。次の霧路駅までは浦星市街の混み合ったところを通るためカーブの多い線形である。建設する際もっとも用地買収が遅かった地域で、市民の猛烈な反対運動がおこり何度も話し合った結果、仕方なく一部のルートを変えて北山急行電鉄の上に高架を造って解決を図ったという。そのため列車の速度は制限され、話によれば市街地区は120km/hにまで抑えられているという。浦星市街を下に眺めながらしばらくすると浦星川の鉄橋に差し掛かり、列車は加速し、160km/hまで加速する。この時点で現在営業運転している北越急行、京成電鉄に並び私鉄では最も早い速度である。浦星から約8分列車は減速して霧路駅を通過した。霧路駅も車内から見た限りは開業を待つばかりといった様子だ。列車は制限区間を抜け最高速度260km/hを目指しどんどん加速していく。私は車内の様子を見てみることにした。隣の2号車はJRのグリーン車に相当するプラチナシート車で、和の空間をイメージした内装となっている。照明は暖色系のLEDを使ったぬくもりのある感じで、シートは京都の西陣織を使用し、壁面は木目調になっており、床は墨色の市松模様となっていた。そのほかは報道関係者や興味のある乗客で混み合っており、詳しい様子はわからなかった。2号車の車端部には洗面所と全車禁煙のため喫煙室が設置されている。トイレは車いすも使用可能なトイレと男子用小便器の2つがある。喫煙室にはPanasonic製の空気洗浄機が設置されているという。一般試乗客が乗る3号車へと向かう。乗客はみな家族や友人と盛り上がっているようで新しい列車の旅を楽しんでいるようだ。越峰県在住の4人家族の方は浦星まで2時間足らずで行くことができ、とても便利になった。通勤にも使ってみたいと話していた。北山高速鉄道は所々で並走する北山急行電鉄とタイアップした通勤客に対するお得な切符も発売すると発表しており、利用の増加が見込まれる。
乗客に感想をいくつか聞いたところで先頭5号車へと向かった。今回は報道関係者に限定して運転席を見学することができるようになっているのだ。見学のための券をスタッフに見せ、先にいた人が出てくるのを待って運転席へと入った。中は結構狭く、大人3人入ればもう満杯といった感じだ。風を切るヒューといった音が絶え間なく聞こえ、速度を表示するモニターは251km/hを表示しており、わずかではあるがまだ加速を続けていた。この列車はもう私鉄最高速度で走っているのだ。前に見える景色があっという間に足元へと吸い込まれていく。腹の奥がすうっとなるような恐怖に似た感覚に襲われる。時速200km/h超の感覚はこんなものなんだという驚きとそれでも動じない運転士の態度に感心した。そしてその直後景色が暗転した。最初のトンネル伊駄トンネルに入ったのだ。それも一瞬で通過すると次の記者が来たので、名残惜しいが運転室を後にすることにした。そして出る直前、運転士が少し誇らしげに速度計を指さし「時速260!」と喚呼したのが聞こえた。
自分の座席へと戻るとすでに歌川駅を通過した後だった。外の景色はのどかな田園風景へと変わっており、線路もひたすら北へと直進する。特徴的な斜張橋の井野川橋梁を超えると萬田清國の居城で知られる松和城址の最寄り駅になる松和城を通過する。開業後は朝の優等列車「しののめ」号を除いてすべての列車が停車する。

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