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北山高速鉄道(試乗会) (松和城)~新浜川

松和城を過ぎるとあたりは城下町が広がり背の低い瓦屋根の建物が密集している。2分くらいすると周りの山が近づき、窓から見える景色は木ばかりとなった。この前後は直線区間が続いており、今後速度が向上された場合は最高速で駆け抜ける場所となろう。再び地形が開けると徳木平野に出る。この一帯はコメ作りが盛んで開通後は観光の売り込みも期待できる。しばらくすると宮九部駅を通過する。この駅は島式ホーム2面4線の構造で朝夕の通勤時間帯は浦星~宮九部間の各駅タイプの列車の始発・終着駅となる。
相対式ホーム2面4線の徳木駅を過ぎると現時点での当線最長トンネルである徳木トンネルに入る。工事の際、最も建設の時間がかかった区間であり、トンネルを作った人には頭が下がる。
トンネルを抜けるとすぐ佐間木駅を通過し、240km/h制限区間に入る。ビューンと音を出しながら列車は減速し、車窓の流れる速さもわずかに遅くなる。
この付近には地熱の高い山が点在しており、当初予定していた直線ルートのトンネル予定地にもかなり地熱の高い山が存在していた。仮にそのままのルートでトンネルを掘削するとなると、かなりの難工事となることが予測されるため、運行速度が制限されるデメリットを承知の上で山をよけるカーブの多い現在のルートとなったという。
周りに新興住宅街が増え、しばらくするとさらに速度制限を受け160km/までに減速する。そして間もなく陣崎駅を通過する。この駅は陣崎車両センターに隣接し、朝夕は入出庫する車両が多数みられることになりそうだ。駅を過ぎてすぐ列車は地下トンネルに入る。この付近は全く路線を敷く用地がなかったため路線は地下に敷くこととなった。そのため列車は高速で運転することができず、車両の性能如何に関わらず最高速度は120km/hに制限される。
この試乗会は次の新浜川駅までなので、周りの試乗客は降りる準備を始めていた。営業が開始されるとつかわれるであろう車内オルゴールが鳴り、終点であることを告げる自動放送も流れ始めた。新浜川駅ではJR内野線と市内電車、片浜電鉄本線に乗り換えられる。
身支度が終わったころ列車は明るいホームに滑り込んだ。駅構内の配線は島式ホーム1面、片側式ホーム1面の3線で構成されている。列車から降り立つと真新しく光るホームが迎えてくれた。
1時間ほどの旅は疲れることもなく快適に過ごすことができた。あまり利便性がよくなく、あまり日の当たらなかった北山地方にこの鉄道が新たな風を吹き込んでくれることを期待してこの試乗記を締めくくりたい。

                                      北山地域振興会 交通対策部 
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